yucken の業務上電脳 Tips 日記、なのだよ。-弐式-

いまさら電脳 Tips といふものを、書いてみむとして、するなり.元々は広い意味での電脳(コンピュータ)の Tips を書いていたのですが,いつのまにか,解析ツールの「電脳 ruby」と IDL の Tips がメインに (・)>

GrADS での矢羽

日本語での、矢羽 (矢羽根?) 描画の設定方法のまとまった説明がなかったので書きます。とは言っても、「大きさ」の設定が*1主ですが。

以下、風速 (など) の横軸 (東西など) 成分を u, 縦軸 (南北など) 成分を v とします

'set gxout barb'
* 矢羽根描画モードへの切り替え
'set digsiz 0.1'
* 矢羽根の大きさの変更. ここはいくつか数字を変えて試してみましょう ← これがなかなか見つからなかった
'set ccolor 1'
* 色の変更
'd u; v'
* 描画

短い線は 5, 長い線は 10, 三角形は 50 の数値を表します。したがって、普通の国際式天気図の矢羽の定義と同じにするには knot 単位 (m/s で表した数値の 0.5144 倍、くらい) にする必要があります。自分の好きな数値で短い線・長い線・三角形を定義する場合は 'd u; v' のところで、'd u * 0.4; v * 0.4'*2 などとしましょう。ただし、短い線・長い線・三角形の比を 5 : 10 : 50 から変えることはできません。なお、数値は四捨五入的なものを行ってから表示されるようです。

参考にしたサイト:

Wind Barbs | TC Typhoon

GrADS Command: set gxout

http://weather.rap.ucar.edu/info/about_windbarb.html

値と矢羽根形状の形の確認に使用 (グリッドごとの値を表示):

'set fgvals'

*1:なかなか分からなくて…

*2:アスタリスクエスケープできなく出せない…