yucken の業務上電脳 Tips 日記、なのだよ。-弐式-

いまさら電脳 Tips といふものを、書いてみむとして、するなり.元々は広い意味での電脳(コンピュータ)の Tips を書いていたのですが,いつのまにか,解析ツールの「電脳 ruby」と IDL の Tips がメインに (・)>

ASCII ファイルを PS ファイルに変換できるようにする

今春は京都に異動のため、あまり記事を書けていないのですよ。

さて、私は、linux 上では、普通のテキストファイルをコマンド上で印刷するために、いったん PS ファイルに変換しています。ただ、私の使う VineLinux では、そのためのコマンドがデフォルトで入ってないようなので、インストールする必要がありました。そのやり方をメモっておきます。

# なお、私は apt-port の使い方がよくわからないので、rpm でインストールします。rpm でもよくわからないときは、ソースファイルを拾ってきて、configure して make して make install したりします。いつの時代の人だよ? (^ ^;) まあ、基本を知っておけば、いろいろ対処できるということで。

1. 必要なコマンドの確認

  • a2ps: Ascii (アスキー) ファイル (〜テキストファイル) を PoStscript ファイルに変換する。
  • psutils: なんだかよくわからんが、依存性の問題で a2ps をインストールする時に必要らしい。
  • gv: GhostViewer だっけ? PS ファイルを閲覧するコマンド。

2. ソース (RPM パッケージ) のダウンロード

「vineplus からダウンロード」と説明してるサイトが多いけど、それだと私は一瞬 (′-`?) になってしまうので、具体的に説明します。

Vine Linux - その他の入手方法 に、Vinelinux 関係のソースファイルが置いてあるサーバの一覧があります。このうち、自分のコンピュータからネット上で一番近いところにアクセスします。‥‥‥まあ、要するに、実世界上でも一番近いところでいいでしょう。西日本なら奈良先端大か阪大、中部地方なら北陸先端大か名大、東日本なら理研、といった具合で。

で、ftp なんとかをクリックするとフォルダ一覧表みたいなのが出てきます。
ここから、VinePlus というのをクリックします。
すると、ヴァージョン番号(だと思う)ごとのフォルダ一欄表みたいのが出てきます。
ここから、自分の VineLinux のヴァージョン番号のを選んでクリックします。(だと思う)

SRPMS.extras, SRPMS.nonfree, SRPMS.orphaned, SRPMS.plus, i386, pool, ppc, x86_64 と並んでいます。これは、Windows マシンや、Intel Mac なら i386, PowerPC Mac なら ppc を選ぶのだと思います。

すると、RPMS.extras, ..., pool と並んでいます。目的の RPM パッケージ (a2ps, psutils, gv) は、RPMS.plus にありました。ここをクリックします。

RPM パッケージがいっぱい並んでいます。この中から、a2ps-なんたら、psutils-なんとか、gv-うんたらを選んでクリックするとダウンロードできます。

3. インストール

$ su

で、root (管理者) にユーザを切替えてください。*1(su*2 を端末で打つと、パスワードを要求されますので、管理者 (root) パスワードを入れる。これで、root ユーザに切り替わります。)

# rpm -ivh psutils-1.17-19vl2.i386.rpm
# rpm -ivh a2ps-4.13b-53vl1.i386.rpm
# rpm -ivh gv-3.6.2-0vl3.i386.rpm

の順にコマンドを打ちます。
それぞれ、こんなの (↓) が出て、インストール完了です。

準備中...                   ########################################### [100%]
   1:psutils                ########################################### [100%]

*3

4. 使いかた

$ a2ps 変換元ファイル > 変換先ファイル名.ps

って感じです。確認は

$ gv 変換先ファイル名.ps

印刷は

$ lpr -P プリンタ名 変換先ファイル名.ps

という感じで。

*1:Unix/Linux に慣れている人は知ってると思いますが、このマークは実際にコマンドを打つときには打たなくてよいものです。# も同様。これらのマークは、$: 一般ユーザ、#: root (管理者) でコマンドを実行することを示すものです。

*2:どうでもいいけど、現在のユーザ名を確認するときは、whoami で。一般的なプロンプトの表示設定だと、ユーザ名も表示されるんですけどね

*3:どうでもいいけど、インストール後は exit で、root から元のユーザに切替えましょう。