yucken の業務上電脳 Tips 日記、なのだよ。-弐式-

いまさら電脳 Tips といふものを、書いてみむとして、するなり.元々は広い意味での電脳(コンピュータ)の Tips を書いていたのですが,いつのまにか,解析ツールの「電脳 ruby」と IDL の Tips がメインに (・)>

Ubuntu 14.04 on VirtualBox on Windows7 への IDL インストール

1. Ubuntu 14.04 LTS の ISO イメージを取得

Ubuntu Desktop 日本語 Remixのダウンロード | Ubuntu Japanese Team
私は 64bit linux をインストールできるように PC を設定してあるので、64 bit 版をダウンロード

2. VirtualBox での仮想マシン作成

  • VDI 形式, 20 GB (この辺は好み。私の場合、あとから Windows 上の MyDocument を Ubuntu と共有フォルダ設定しますが、デフォルトの 8 GB だといろんな解析ソフトウェアや一時的なデータ置き場としては不足する感じがあるので、20 GB としました。あとからディスクサイズを大きくするのも結構面倒ですし…)
  • 設定 > ストレージ > ストレージツリー > コントローラ: IDE の丸いディスクマーク (+ マーク付き) をクリック > ディスク選択(C) > さっきダウンロードした ISO イメージを選択 > 「空」ストレージを選択し、「ストレージツリー」の四角外にある四角いマーク (- マーク付き) をクリックして削除
  • Ubuntu インストールのための事前設定は以上で終了

3. Ubuntu をインストール

  • VirtualBox マネージャー画面に戻って「起動(T)」をクリック
  • (あとは指示に従って適当に)

4. lsb をインストール

sudo apt-get install lsb

Linux Ubuntuにおけるライセンスマネージャ実行エラー を参照

5. IDL 本体インストール

  • Ubuntu をシャットダウン
  • VirtualBox マネージャー > 設定(S) > ストレージ > ストレージツリー > コントローラ IDE > VBoxGuestAdditions.iso を、ストレージツリーの四角欄外の四角いマイナスマークのついたアイコンをクリックして削除
  • VirtualBox マネージャー > 設定(S) > ストレージ > ストレージツリー > コントローラ IDE 横の、プラスマークのついたディスクマークのアイコンをクリック -> ディスクを選択(C) で、IDL のインストールディスクの ISO イメージを選択
  • VirtualBox マネージャー > 起動(T) で、Ubuntu を再起動
  • 端末を起動
 sudo mkdir /usr/local/exelis
 sudo /bin/sh $path/install_unix.sh
 ($path: マウントされた IDL インストール iso イメージのパス
   :私の場合は /media/[username]/IDL851ENVI53SP1 でした。
   /media/[username] 辺りを探れば分かると思います )
  • ライセンス条項を読む
  • license に agreement するかどうか訊かれるので、y を入力して agree する
  • インストールするディレクトリを入力 (/usr/local/exelis がデフォルトなので、ここでいいと思います)
  • どの製品を入れるか訊かれるので、適宜選択していく
  • platform を訊かれるので、Linux - X86 (64-bit) だけ選択
  • help files や DICOM Network Services などのインストール可否を訊かれるので、適宜選択
  • "Install the above configuration?" と訊かれるので確認のうえ y 入力でインストール開始
  • "Do you want to create the ... links ..." と訊かれるので y 入力
  • "Do you want to run the License Wizard?" と訊かれるので y 入力
  • ここで、ライセンスに関する灰色のウィンドウが出てくるのですが、いったん別の端末を立ち上げて、ライセンスの設置関係の作業を行います (ここらへんのやり方、なんか変な気がするのですが…)

6. ライセンスファイルを所定の置き場所に置く

cd /usr/local/exelis/license
( sudo mount -t vbosxf MyDocu /mnt/MyDocu   :私は Windows 側に
   ライセンスファイルを置いているので、ここで My Document をマウント)
sudo mv (ライセンスファイルの置いてある場所) .
( sudo ln -s (ライセンスファイル) lincese.dat
   :ライセンスファイル名が license.dat でない場合 )
  • ここで、5 で立ち上がった灰色のウィンドウに戻ります。

7. ライセンス設定

  • Install a license you have received を選択して Next をクリック
  • Browse to import licese file... をクリックし、license.dat を選択
  • なぜかよく分からないけど "The file .../license.dat already... replace it?" と訊かれるので、Yes をクリック。 真に受けて No にすると進まない…
  • The server in the license file matches... とか言われるので、Next をクリック。
  • Your product... licensed. などと言われるので、Finish をクリック。

いちおう、これで IDL がライセンス付与状態で立ち上がりました。(端末で idl を入力すると、ライセンスがないだの文句を言われずに立ち上がる) ライセンスマネージャが立ち上がってないときは

sudo /usr/local/exelis/idl85/bin/lmgrd

この方法では、Ubuntu 16.04 にはインストールできません。以下の記事を参考にすると、Ubuntu 16 に lsb をインストールできると思うのだけど、そこまでやる気力がないので誰かやってください(笑
Ubuntu日本語フォーラム / Ubuntu 16.04で「lsb」パッケージがインストールできない時の対処方法


この記事の元記事は 1 月 5 日に作成投稿、翌 6 日に大幅に追記修正を行いましたが、記事の日時間隔を均等化するために、1 月 11 日投稿扱いに変更します。